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書き初め:人はどうやってネット投稿のイラストに到達するか

書き初め。あんまり精錬しないで、思い浮かんだものをつらつらと書き連ねる。

今回は「人はどうやってインターネットに投稿されたイラストに辿り着くか」とする。 腕の善し悪しはともかく、自分はイラストを描くことに興味があり、好んでいる。 そしてインターネット上で公開することもある。それは人に見てもらいたい気持ちがあるからだ。

ところで、どこにどうやって投稿すれば手軽で、ちゃんと届くのだろうか。 どうせなら手間は少ない方がいいし、間違った手段をとって届かなくても意味がない。この問いについて思いを馳せてみる。

まず、人はどのようにしてイラストに辿り着くのだろう。 それを考えれば、私はイラストにどのようなことをしてあげればよく、人の目に触れさせてあげられるのかが分かるだろう。

定義

  • TwitterやPixivなどのSNSにしろ個人サイトにしろ、ここではインターネットにイラストデータが公開されることを「インターネットに投稿される」と表現する。

URLを与える

インターネットに投稿されたイラストにまず与えられるのはURLである。そのURLをWebブラウザに入力すれば、イラストにたどり着ける。 しかし、URLは文字の羅列でしかない。ファイル名に意味のある文字列を埋めるなど、多少の事はできるだろうが、人は対象のURLをいきなり思いつくことはできない。 結局、人はイラストに辿り着くURLに辿り着かなくてはならない。

脱線:画像配布とWebサーバー

Webサーバーは端的に言えば「ファイルをHTTPに従って配布する」仕事をする。そして、大抵の画像は単体のバイナリファイルとして存在する。あるURLが画像ファイルを示しているとき、Webサーバーは単にその画像ファイルを配布する。

実際のところ、とにかくHTTPに従って通信できればよいので、画像自体に埋め込まれたメタ情報を解釈して、HTMLを動的生成する画像配布用のWebサーバーを作ることも可能だろう。

人はどのようにしてURLに辿り着くか

  1. たとえばメールやメッセージアプリでURLを送りつけられる。
  2. たとえば検索エンジンで検索する。

メタ情報を与える

インターネットに投稿されたイラストは何なのか。URLが示すものは何なのか。 対象に関する付加情報、あるいはメタ情報を添えることで、人がイラストに到達する助けになる。 送りつけられたURLがどういう物なのか分かるほうが良いし、検索はURLではなくキーワードで行われるからだ。

シンプルな具体例を挙げれば、イラストを示すURLと、内容に関する説明が添えられたHTMLファイルを公開することである。これを検索エンジンが解釈し、検索結果に含められるようになる。

人はどこで検索するのか

人はイラストがありそうなところで検索するだろう。たとえばイラスト投稿サイトであるPixiv。たとえば何でも雑多に投稿されるSNSTwitter。 そして検索エンジンだ。

人は何を検索するのか

人はイラストを探すとき、当然イラストの情報を当て込んで検索するだろう。 作品名やキャラクターなどの固有名詞はよく使われるはずだ。

場所に応じた検索の仕方

Pixivで検索するとき、「タグ」を組み合わせた検索がまず用いられるだろう。 なぜならコンテンツを投稿する際にタイトルやキャプションの他、分類するための「タグ」入力が促されており、タグ入力支援もあるしタグ検索のための仕組みも用意されているからだ。

Twitterで検索するとき、Pixivほど「タグ」を組み合わせた検索は有効ではないだろう。 なぜならTwitterではトレンドなタグの入力支援は行われるが、投稿を分類するためのタグは入力しやすく無いからだ。 そしてタグまみれの投稿はスパムと相違ないものとして扱われる。さらに短文でしか投稿できないTwitterは、テキストを隠したりしないため、投稿した文章が多いと画像の表示面積を奪ってしまう。

プラットフォームがどのようなコンテンツで満ちているかで、検索の仕方が変わる。 検索の仕方が見えてくれば、それに応じて投稿するので、フィードバックループが発生する。

どこにあったって良い

原理的には、インターネットに投稿されたURLに対して適切なメタ情報が与えられて公開されているならば、人はイラストに到達できる。

とはいえ、日々公開されるイラストは人間に捌ききれる量ではなく、実際にすべてに対象できるのは機械くらいのものではある。

場所に応じた投稿の仕方

繰り返す部分ではあるが、Pixivであればタグ分類などに注力すればよさそうだ。

一方、Twitterであればタイトル程度だったり、作品名やキャラクターなどの明確な固有名詞を添えるとよさそうだ。

個人サイトへの投稿であれば、頼れるのは検索エンジンくらいのものだ。タグなどの分類には頼れないが、投稿するフォーマットの制約もない。 一枚一枚のページを用意することもできるし、いくつかをまとめる事もできる。

脱線:Twitterは古いものを検索しにくい

Twitterは、古い情報にはアクセスさせないようにする戦略を取ると見受けられる。
(読み込みが遅い代わりに)電力消費の少ないストレージに低頻度にアクセスするものを保存すれば、アーカイブコストを低減できる。だから、古いものはアーカイブとして残しておきつつ、アクセスされないよう隠す力が働く。
トレンドやバズってる話題を使い、キャッシュに載ってるものだけを配信すれば、ユーザーをコンテンツの海に回遊させつつも、広告を見せられる。
コストを抑えて利益を増やせるのだ。

適切なメタ情報

固有名詞は必要だろう。あとは、わからん。 例えば同じ題材で多くを描いてみれば、それぞれの違いから自ずと見分けるメタ情報が浮かび上がるんじゃなかろうか?

「検索」という工程をスキップする

SNS上におけるフォロー機能やランキングなど、プラットフォームによるコンテンツの拡散は検索する行為をスキップさせる。たとえばフォローされれば、検索される経路を抜きに、投稿したものが届けられる。

感想

年明けの頭の体操はこれくらいにしておこうと思う。 一応、1日内で考えて書き切る予定だから、深追いはしない。

自分的には、とりあえず描いちゃうのが先かな!