「仕事の上で学んだことはありますか」
職場のアンケートだとか、1on1 だとかで、よく登場するこの質問。 生来のネガティブ気味な思考もあいまって、この問いにポジティブな回答をすることは、ほとんどない。
いや、何もないわけではない。
不具合があれば要因を切り分け、対処する。 新規要望があれば要素を切り分け、対処する。
確かに未知の情報があり、調査があり、実験があり、結論がある。自分の頭の中にあるものだけで解決していることは、無いと言っていい。 それでも、「それに学びはありましたか」と問われれば、「うーん。いえ、とくには」となる。
実際のところ、そこに学びが無いということは false
なのだろう。発見する力とでもいうものが足りていないというか。
それとも自分は学びを得ているのだろうか。それを吐き出す力がないだけであってくれるのだろうか。
ともかく、目の前に起きている物事から教訓を見出すのは、きっとなにかしらの手続きというものがあるのだろう。
まあ、いい年こいて職場に教えてもらおうというのは、いかがなものかという考えはある。
「学んでいますか?」「うーん。」という問答に毎度ビミョーな気持ちになるのなら、実際に学びにいけばよい。 その実感を得るならば、学習できる機関に所属するのが一番だ。
自分はものぐさで、完全に決まった時間に決まった行動するのは上手ではない。 場所に縛られず、時間にも縛られない条件をもとに選定したところ、なんとまあ放送大学というものがあるじゃあないか、と。
高卒からプログラマーの仕事をしてるので学歴に関して思うところの解決と、仕事で得ている知識を単位に還元してやろうという打算と、そんなところがモチベーションだ。
で、前期に科目履修生として入学して、3単位全部落としてきました。観たいものだけ観てたやーつ。 ちゃんと失敗してうまくやる勘所を掴んだ気がするので、今期から全科履修生として本格入学します。